離乳食でよく登場する「だし」ですが、もっと簡単にだしが取れる方法があったらいいなぁと思うことはありませんか?
時間がないときやちょっと面倒なとき、少量でいいから1食分のだしをパパっと簡単に取れたらうれしいですよね!
この記事では、管理栄養士の資格を持つ私が離乳食づくりでよく活用している、簡単なだしの取り方を紹介しています♪
離乳食のおいしさの決め手となる「だし」、簡単時短テクを覚えて活用すれば、離乳食作りがぐっと楽になること間違いなし!!
離乳食のだしは簡単に取れる取り方がある!!
薄味が基本の離乳食にとって、「だし」はおいしさの決め手。
調味料ではなく素材の味を知っていくことは、赤ちゃんの一生物の味覚をはぐぐむ意味でもとっても大切です。
かつおや昆布、しいたけや煮干しなどの様々な食材から取れるだしで風味をつけてあげることで、味にぐっと深みが出てバリエーションも広がり、赤ちゃんが「食」を好きになるきっかけにもなります。
とはいえ、離乳食のために1からだしを取るのは結構手間で、離乳食作りのハードルが上がる原因の1つですよね。
-
離乳食のだし汁はいつから?だしの取り方や冷凍の仕方を食材別に紹介!
続きを見る
「昆布だし」を簡単に取れる時短テク
離乳初期頃から使える昆布だし。一般的なだしの中では、1番アレルギーが発症しにくいと言われています。
昆布には、カルシウムや鉄分、ナトリウム、ヨウ素などのミネラルが豊富!
うま味成分の「グルタミン酸」は、実は母乳にも含まれているので、赤ちゃんが慣れ親しんだ安心の風味♪
離乳食初期から全期間で大活躍のだし食材の1つです。
冷蔵庫で放置するだけ!
- 昆布10cmを、水気を絞った布巾で拭く。
- 密閉できる容器に水2カップと1の昆布を入れて冷蔵庫に一晩放置して完成!
少量ならレンジでチンするだけ!
- 昆布3cmを水気を絞った布巾で拭く。
- 1と水1/2カップを耐熱ボウルに入れて、電子レンジ600wで約2分半加熱して完成!
「かつおだし」を簡単に取れる時短テク
離乳中期頃から使えるかつおだし。
かつおには、たんぱく質や、リン、カリウム、カルシウム、ビタミンD、鉄分などが豊富です。
魚独特の風味があり、赤ちゃんによっては慣れるまで苦手に感じる子もいるかもしれません。
昆布と合わせた「混合だし」にすると、うま味の相乗効果でより味に深みがでておいしく、かつおの魚独特の風味も少し和らぐのでおすすめです♪
お湯を注ぐだけ!
- 耐熱容器にかつお節1パック(5g)を入れる。
- お湯1カップ(200ml)を注いで5~10分ほど置く。
- 茶こしで濾して完成!
電子レンジでチンするだけ!
- 耐熱ボウルにかつお節5gと水200ml入れてラップをふんわりかける。
- 電子レンジ600wで約2分加熱する。
- 茶こしで濾して完成!
○計量カップにもなる
○お手頃価格
○パステルグリーンがかわいくておしゃれ♪
○内側にメモリがある
○テーブルに置いてあってもインテリアの邪魔をしない
「野菜だし」を簡単に取れる時短テク
離乳初期から使える野菜だし。
赤ちゃんは、離乳食が始まると色々な野菜に挑戦していくわけですが、その野菜を柔らかく煮たときの煮汁こそが「野菜だし」!
食べたことのある野菜であればどんな野菜でも、色々な組み合わせで一緒に煮てあげると、野菜から出た栄養や甘み、旨味がにじみでた最高のだしが出来上がります。
野菜だしの良いところは、
- 使う野菜によって味や栄養価も変わるのでバリエーション豊か
- 煮た野菜、野菜だしの両方食べれるので無駄がない
- 完全に無添加、食塩不使用のだしが出来る
- 甘みがある野菜(にんじん・かぼちゃなど)を使えば赤ちゃんにも受け入れられやすい
電子レンジでチンするだけ!
<材料>
にんじん:1/2本
玉ねぎ:1/4個
かぼちゃ:1/8個
ブロッコリー:1/4個
水:2カップ
- にんじんは薄めの輪切り、玉ねぎは1cm角、かぼちゃは皮と種を取り除いて2cm角、ブロッコリーは小房に切る。
- 1の野菜と水を耐熱容器に入れて、ラップをふんわりとかけ、電子レンジ600wで10分ほど加熱する。
- 加熱が終わったらそのまま15分ほど蒸らして完成!
炊飯器に入れてスイッチを入れるだけ!
<材料>
たまねぎ
にんじん
きゃべつ
白菜
だいこん
かぼちゃ
さつまいも
…全てそれぞれ適量
お茶パック:野菜の種類分の枚数
※以上の材料は例です。好きな野菜にアレンジOK♪
- 野菜を洗い、赤ちゃんが食べやすい大きさに切る。
※初期や中期なら後ですりつぶしやすい大きさ、後期や完了期ならそのまま食べられる大きさに切っておくと◎ - それぞれの野菜ごとにお茶パックに入れる。
- 炊飯器にお茶パックごと並べて入れて、浸る量の水を入れる。
- 炊飯器の早炊きモードのスイッチをオン。
- 炊きあがったらスイッチを切り、取り出せる温度まで下がってから取り出す。
「お茶パック」がよく分からないという方はこちらのリンクから見てみてください♪
100円ショップにも売っていてお手頃、持っておくといろんな用途に使えるからとても便利です。
野菜煮と野菜だしの活用ポイント
野菜だしは、そのまま野菜スープとして食べるのももちろんOK!
具と野菜だしに分けて、それぞれを冷凍保存するととっても便利!
初期や中期頃は、具のみをフリーザーバックに入れて、綿棒でたたいて潰し、平らにしてから冷凍。
1回分ごとに箸などで節目をつけて冷凍すると、使いたい分だけさっと取り出せます♪
野菜だしは、製氷機などに入れて冷凍保存がおすすめ♪
専用のフリージングトレイは、いくつか持っておくととっても便利!
初期のペーストのストックから長く重宝しますよ!
離乳食のだしの取り方時短テクのまとめ
離乳食の基本となる「だし」。
離乳食作りがなるべく負担とならないように、色々な時短テクを知っておくと良いですよね!
今回は、昆布だし・かつおだし・野菜だしの時短テクを紹介しました。
ぜひ参考にしてみてください♪
-
離乳食のだし汁はいつから?だしの取り方や冷凍の仕方を食材別に紹介!
続きを見る
だしを使って作るレシピ一覧