災害時、赤ちゃんの離乳食をどうすればいいのか不安に感じていませんか?
避難所では支援物資が配られることがありますが、赤ちゃん用の離乳食やミルクはすぐに届かないこともあります。
さらに、
- お湯や水が使えない
- 電気やガスが止まる
- 普段通りに離乳食が作れない
など、赤ちゃんの食事に困る場面も少なくありません。
環境が変わってもストレスを感じにくくするため、普段から食べ慣れている離乳食やベビーフードを備蓄しておくことが大切です。
この記事では、保育園で非常食の備蓄管理も行っていた管理栄養士の私が、
- 離乳食備蓄のポイント
- おすすめのベビーフード
- 備えておきたい便利グッズ
をわかりやすく紹介します。

赤ちゃんの離乳食を備蓄することの大切さ
災害時には、避難所で乾パンやアルファ米、お水などが支給されることがあります。
しかし、赤ちゃん用の離乳食やベビーフードは、支給が遅れたり十分な数が届かないことも少なくありません。
また、たとえ支援物資が届いても、
- 普段食べ慣れていないもの
- 月齢に合っていないもの
- 味や食感が違うもの
だと、赤ちゃんが食べてくれないことも。環境の変化やストレスで食欲が落ちる可能性もあります。
さらに、食物アレルギーや胃腸機能の未熟さから、急に普段と違うものを食べることで体調を崩してしまう恐れもあります。
だからこそ、普段から食べ慣れている離乳食やベビーフードを備蓄しておくことが重要です。
災害時の離乳食備蓄は何日分必要?
災害時の備蓄は、最低でも3日分、できれば1週間分程度を目安に備えておくと安心です。
特に赤ちゃんは、大人のように空腹を我慢することが難しいほか、環境の変化でいつも以上に食事が進まなくなることも。
いろいろな種類の離乳食を、月齢によって必要な量備えておきましょう。
また、離乳食だけでなく、
- 飲み水
- ミルク
- おやつ
- 紙皿やスプーンなど
も合わせて備えておきましょう。成長に合わせて定期的に見直すことも大切です。
赤ちゃんの離乳食備蓄にはベビーフードがおすすめ

離乳食の備蓄には、衛生的で保存期間が長く、調理不要な『ベビーフード』がとても便利です。
まずは種類ごとの特徴を、一覧で比較してみましょう。
| 種類 | メリット | デメリット |
| フリーズドライ | 軽い コンパクト |
お湯や容器が必要 |
| レトルト・瓶 | そのまま食べられる | 少しかさばる |
| ランチセット | 1食完結で便利 | やや価格が高め 重い・かさばる |
フリーズドライ・フレークタイプ
野菜のフリーズドライや、お湯で溶かすだけのおかゆ、スープなどのタイプです。
軽くて場所を取らず、多くの量を備蓄しやすいのが魅力。離乳初期の赤ちゃんにも使えます。
ただし、お湯や容器が必要になります。水やカセットコンロなども合わせて備えておきましょう。

<おすすめ商品はこちら>
レトルトパウチ・瓶タイプ
レトルトパウチや瓶タイプは種類が豊富で、災害時にも使いやすい定番の備蓄。
野菜や果物のペーストから、おかゆ・リゾット風メニューまで幅広くそろっています。
調理済みなので、開封してそのまま食べられるのが大きなメリット。
停電時や断水時でも使いやすく、スプーンがあれば袋や瓶から直接食べられるので、洗い物も減らせます。

<おすすめ商品はこちら>
ランチセット・お弁当タイプ
主食とおかずがセットになっている、1食完結型のベビーフードです。
2~3品のメニューが揃い、しかも栄養バランスも考えられているのが魅力。
食べる量が安定してくる離乳食後期(生後9~11ヶ月)以降の赤ちゃんに使いやすく便利です。

<おすすめの商品はこちら>
離乳食を備蓄するときの重要ポイント
離乳食の備蓄は、ただ「たくさん用意すれば安心」というわけではありません。
災害時でも赤ちゃんが安心して食べられるように、普段から意識しておきたいポイントがあります。
必ず「食べたことがあるもの」を備蓄する
災害時の備蓄で最も重要なのは、赤ちゃんが普段から食べ慣れているものを備えることです。
赤ちゃんにも好き嫌いや食感の好みがあり、普段と違うものを食べてくれないこともあります。
さらに、初めての食材はアレルギーの確認も必要。
備蓄用として購入したものは、必ず一度普段の生活で試しておきましょう。
- 食べてくれるか
- お腹を壊さないか
- 月齢に合っているか
- 原材料はすべてクリアしているか
を確認しておくと安心です。

離乳食と合わせて備えておきたいもの

離乳食だけでなく、食事まわりの備蓄も重要です。
特に災害時は、水不足や断水で洗い物ができない可能性もあるため、「使い捨て」を意識すると安心です。
備えておきたいもの
- 使い捨てエプロン
- スプーン
- 紙皿・紙コップ
- ウェットティッシュ
- ガーゼ
- ラップ
- タオル
- 手口拭き
特に使い捨てエプロンは、災害時だけでなく外出時にも便利なので、多めにストックしておくと安心です。
関連記事▶【災害時】哺乳瓶が洗えないときはどうする?赤ちゃんのミルク・授乳対策まとめ

<おすすめの商品はこちら>
災害時の離乳食備蓄をラクにするコツ

「何をどれくらい備えればいいの?」と悩みがちな離乳食の備蓄。少し考え方を変えるだけで、無理なく続けやすくなります。
「赤ちゃん専用」だけで考えすぎない
災害備蓄というと、「赤ちゃん専用のものを大量に備えなきゃ」と思いがちですが、実は大人用の備蓄で代用できるものもあります。
たとえば、
- おかゆ
- リゾット
- カップスープ
- アルファ米
などは、離乳食の進み具合によっては赤ちゃんも食べられることがあります。
味が濃い場合はお湯で薄める、乾パンやビスケットはお湯や水でふやかすなど、工夫次第で食べやすくできます。
もちろん普段の離乳食では塩分や添加物の過剰摂取には注意が必要ですが、災害時は「食べられること」が最優先。
大人用備蓄も、赤ちゃんと共有できるものを意識して選んでおくと安心です。

<おすすめの商品はこちら>
ビスケットや乾パンなども、お湯やお水で浸し10分ほどふやかせばやわらかくなります。
「ローリングストック」を習慣に
赤ちゃんは成長が早く、月齢によって食べられるものや形態がどんどん変わります。
そのため、離乳食の備蓄は「買って終わり」ではなく、普段使いしながら定期的に買い足す【ローリングストック】がおすすめ。
たとえば
- 外出時
- 忙しい日
- 旅行
など、普段からベビーフードを使う習慣があると、赤ちゃんの好みも把握しやすくなります。
賞味期限切れも防げるので、普段からローリングストックを意識しておくのがおすすめです。

災害時への離乳食の備蓄ポイントまとめ

災害時の離乳食備蓄で大切なことは、
- 普段から食べ慣れているものをそろえること
- 月齢に合ったものを定期的に見直すこと
- 離乳食以外の食事回り・衛生用品も一緒に備えること
です。特に赤ちゃんは環境の変化に敏感なため、「いつも通り食べられる安心感」がとても大切。
災害時は、普段より食欲が落ちたり、不安で食べられなくなったりすることもあります。
だからこそ、普段から少しずつ備えておくことが大切です。
ぜひこの機会に、赤ちゃんの備蓄を見直してみてくださいね。
関連記事▶【災害時】哺乳瓶が洗えないときはどうする?赤ちゃんのミルク・授乳対策まとめ
-
-
【災害時】哺乳瓶が洗えないときはどうする?赤ちゃんのミルク・授乳対策まとめ
続きを見る