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離乳食関連

離乳食のとろみ付けテク|水溶き片栗粉がなくてもとろみは作れる!

「とろみ付け」は、離乳食では基本中の基本。

初期から必要なので、離乳食が始まる前にぜひマスターしておきたいですね!

ところで、「とろみ」といえば水溶き片栗粉を使うのが定番ですが、他にも色々な食材でとろみがつけられることや、市販のベビーフードや便利商品でもっと簡単にできる方法があるのを知っていますか??

この記事では、知っていると役に立つ!離乳食の「とろみ付けテク」についてまとめています。

この記事を読めば、離乳食の幅がぐっと広がり、もっと簡単に作れるようになりますよ♪

 

離乳食で「とろみ付け」は基本!

離乳初期では、口に入ったものを舌で前から後ろに送り込む練習をし、中期では下と上顎で食べ物を潰していく動きを覚えていきます。

この時、ボソボソしていたり、逆にサラサラとした汁状だと上手く飲み込めず、むせてしまったり誤嚥してしまう恐れがあります。

「とろみ」が付いていれば、舌触りが良くなり飲み込みやすくなるので、特に初期や中期ではとろみ付けは必須です。

後期や完了期でも、赤ちゃんの食べる様子やメニューによってはとろみを付けたほうが良い場合もあります。

 

「とろみの程度」も重要!

とろみをつけると食べやすくなりますが、その「程度」も実は重要。

とろみが重すぎてドロっとしてしまうと、かえって飲み込みにくくなったり、逆に軽すぎては意味がないことも・・・。

とろみの加減は、スプーンですくってから落としたときに、トロッと落ちるような感覚。

月齢にあったベビーフードを買って試してみると分かりやすいですよ。

とろみの加減に注目して、赤ちゃんの食べる様子、口や舌の動きを観察してみてください。

 

離乳食の「とろみ付け」は色々な食材でできる!

「とろみ付け」といえば、片栗粉+水でつくる水溶き片栗粉が定番ですよね。

ですが、もっと他にも離乳食のとろみ付けに使える食材があるんです!

水溶き片栗粉は、わざわざ混ぜて作るのが面倒だったり、水が入ることで多少味が薄まることが欠点。

他の食材や便利商品を使えば、それらをカバーすることができる他、離乳食のバリエーションも広がりますよ♪

これから紹介するとろみ付けの方法の中から、メニューや用途に合わせて上手に使い分けられると良いですね!

 

定番!「水溶き〇〇」でとろみ付け

とろみ付けの定番といえば、水溶き片栗粉。

ですが、片栗粉以外にも、米粉やコーンスターチ(とうもろこしのでんぷん)を水で溶いたものでも、とろみを付けることができます!

 

「水溶き〇〇」 割合早見表

片栗粉 米粉 コーンスターチ
鍋で作る場合 1:水2 1:水3 1:水2
電子レンジで作るとろみあん 小さじ1と水大さじ3

 

<それぞれの特徴>

★片栗粉・・・冷めるととろみがゆるくなってしまう

★米粉・・・そのまま食べればおもゆ(10倍がゆ)の代わりにも!

★コーンスターチ・・・片栗粉よりとろみがつきにくいが、冷めてもゆるくなりにくい

 

「水溶き○○」の基本のとろみの付け方

鍋で作る場合
①材料が柔らかく煮えたら一度火を止めて、水で溶いた片栗粉or米粉orコーンスターチを加えてすぐによくかき混ぜます。
②再度火を付けて、なじませるように混ぜるととろみが付いてくるので、丁度良い加減で火を止めて完成です。
電子レンジで「とろみあん」を作る場合(片栗粉)
①耐熱容器に片栗粉小さじ1/2と水大さじ3を入れ、よく混ぜます。
②電子レンジで10秒加熱し、よくかき混ぜてさらに10秒加熱...を3~4回繰り返していき、好みの固さにします。
※水は、だし汁でもOK!

 

「とろみ食材」を使ってとろみ付け!

粉類を使わなくても、とろみが出るような食材を上手に使って、食べやすくすることもできます。

この方法では、「水溶き〇〇」に比べて味が水っぽく薄まらないのが特徴。

食材の栄養素もプラスできるので、離乳食にもおすすめです!

 

<「とろみ食材」として使える食材>

  • いも類(じゃがいも、さつまいも、さといも)
  • れんこん
  • バナナ
  • 高野豆腐
  • ヨーグルト etc...

 

いも類(じゃがいも、さつまいも、さといも)・れんこん

  1. いも類やれんこんは、皮をむいてから目の荒いおろし金ですりおろします。
  2. とろみをつけたいメニューを小鍋で加熱し、1を混ぜてとろみがつくまで弱火でかき混ぜながら煮ます。
    (水分が全く無いと焦げてしまうので、水やだし汁などを加えると良いです!)

食べ始める目安

じゃがいも、さつまいも:離乳初期から
さといも:離乳中期から
れんこん:離乳後期から

 

バナナ

  1. バナナをそのまますり潰します。
  2. 耐熱容器に1と水を小さじ2程度の少量入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで20~30秒ほど加熱します。
  3. よく混ぜたら、加熱済みのとろみをつけたいメニューに加えてよく混ぜます。

食べ始める目安

バナナ:離乳初期から(中期ぐらいまでは加熱したほうが◎)

バナナは甘みがあるので、赤ちゃんにも人気が高い食材。

苦味があって食べづらいほうれん草や小松菜などの葉物野菜などと合わせると、食べやすくなるのでおすすめです!

 

高野豆腐・麩

  1. 高野豆腐や麩は、乾燥したままおろし器ですりおろす。
  2. とろみをつけたいメニューを小鍋で加熱し、1を入れて粉っぽさがなくなるまで弱火で煮ます。

食べ始める目安

高野豆腐:離乳中期から
麩:離乳中期から

高野豆腐や麩は、あまり味の変化をつけずにほんのりとしたとろみをつけることができます。

高野豆腐はたんぱく質や鉄分、カルシウムが豊富。麩は、たんぱく質やカリウム、カルシウムなどのミネラルが豊富。

とろみ付けの目的じゃなくても、栄養価のちょい足しにもなるのでとってもおすすめの食材です!

 

ヨーグルト

  1. とろみをつけたいメニューにそのまま混ぜる。

食べ始める目安

ヨーグルト:離乳中期から

ヨーグルトは糖分がないプレーンを選びましょう。

ひき肉や魚がパサパサして食べにくそうな場合、ソースのようにしてヨーグルトと和えてあげると食べやすくなりますよ。

 

「便利商品」で簡単にとろみ付け!

ベビーフードや便利商品を使えば、もっと簡単にとろみを付けることができますよ。

 

ベビーフード「とろみのもと」「ホワイトソース」

 

和光堂やピジョンなど、ベビーフードを扱うメーカーからは、そのまま振りかけるだけでとろみが付く商品も売られています。

加熱する必要がないのでとっても簡単!

ホワイトソースのもとを使えば、ただ煮ただけの野菜や肉、魚なども、クリーム和えやグラタン風のメニューにアレンジでき、丁度良いとろみも付くのでおすすめですよ♪

 

ささっと振りかける顆粒片栗粉!コープの「とろみちゃん」

調理しながらささっとふりかけるだけでとろみがつく便利商品もあります。

あまりスーパーなどでは見かけませんが、コープに独自商品の取り扱いがあるので私は每日愛用しています!

水溶き片栗粉を作るのって、洗い物が増えるし底に固まったりして結構手間ですよね・・・。

この商品に出会ってから、、水溶き片栗粉はほとんど使わなくなりました!

電子レンジ調理でももちろん使えるので、ほんとに楽。

北海道産のばれいしょを使っていて、原材料はコレだけなので、離乳食にも安心して使えるんです!

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丸三美田実郎商店の「とろみちゃん」


こちらの商品はコープの商品とは別のものですが、内容はほとんど同じ。

こちらも片栗粉をそのまま顆粒にしただけなので、添加物は一切使用しておらず、離乳食にも安心!

お近くのスーパーで見当たらない方は、ネットでチェックしてみると良いかもしれません。

 

離乳食のとろみ付けテクをマスターしよう!

とろみ付けの定番、水溶き片栗粉以外にも、色々な方法でとろみ付けができます。

  1. 水溶き〇〇
  2. とろみ食材
  3. 便利商品

メニューや赤ちゃんの好み、プラスしたい栄養素など、その時々に応じて色々なとろみ付けテクを使い分けて見てくださいね!

調理の手間も省けて、離乳食のバリエーションや幅がぐっと広がります♪

ぜひ参考にしてみてくださいね!

あおちママ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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  • この記事を書いた人

あおちママ

★管理栄養士として保育園で7年勤務
★【得意分野】離乳食・幼児食・食育指導
★4歳女の子育児に奮闘中の30代ママです♪

~離乳食・幼児食の「簡単」「おいしい」「栄養価◎」レシピと役立つアイテムを管理栄養士目線で発信中~

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